展示会・イベントEvent
【会期延長】特別展「舩木研兒展」
開催期間2017年3月17日(金)〜7月8日(土)
【ご好評につき7月8日(土)まで会期を延長いたしました。】
松江市・宍道湖畔のほとりに佇み、江戸時代より170年の歴史を持つ布志名舩木窯。その5代目として早くから家業を手伝うようになった舩木研兒(1927 – 2015)は、濱田庄司に師事した時期もあり、独立後は日本民藝館展、現代日本陶芸展をはじめ数々の賞を受賞し、現代日本陶芸展推薦招待作品として海外でも広く紹介されました。バーナード・リーチが研兒の父・舩木道忠と親しかったため自宅を何度も訪れており、その縁から可愛がられていた研兒も、リーチを訪ねるためイギリスへの長い船旅をするなど、交流がありました。
研兒の仕事として多くの方が思い浮かべるのはやはりスリップウェアになるでしょう。道忠と同様にライフワークとして熱心に取り組みました。本展に並ぶ作品にもたくさんの動物たちが躍動感・生命感に満ちた姿で描かれており、研兒の絵心と技法への深い理解、技術の高さを物語っています。
スリップウェア以外にも実に様々な技法が用いられており、力強い造形だけで表現されている作品もあります。そういった作品の多様性にもご注目ください。
惜しまれつつも2015年10月に永眠して1年が過ぎ、この出雲の地で、地元の方々が蒐集した研兒の作品120点余りを一堂に集めた特別展を開催することになりました。普段使いの器から研兒の同級生が依頼した特注品、作品として世に出ていない珍しいものまで、幅広くご覧いただけます。ぜひこの機会にご堪能ください。
概要
会期:2017年3月17日(金)〜7月8日(土)
休館日:月曜日(祝祭日の場合は翌日)
開館時間:10:00-17:00(16:30までにご入館ください)
展示会場:出雲民藝館 本館
観覧料:大人700円(600円) 小人300円(200円)
※()内は20名以上の団体料金
※出雲民藝館入館料を含みます
主な出展作品
スリップウェア大鉢 | 般若心経陶板 | 三彩角花瓶 | ||||
鉄鉛釉押紋角鉢 | スリップウェア鉢 | 白釉線彫呉州差陶箱 |
関連イベント
【舩木研兒作品みどころ解説】
日時:6月10日(土) 13:30~14:00
ゲスト:井上一(出雲民藝協会理事、出西窯陶工)
会場:出雲民藝館 本館
料金:無料
【ギャラリートーク「舩木研兒の人と仕事」】 ※終了しました
ゲスト:舩木伸児(布志名舩木窯 当主)、井上一(出西窯 陶工)
日時:4月29日(土・祝)14:00〜15:00
会場:出雲民藝館 本館
料金:無料
【スリップウェア実演】 ※終了しました
ゲスト:小島鉄平(てつ工房・出雲民藝協会員)
日時:3月18日(土)1回目:11:00〜 / 2回目:14:00〜
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主催:出雲民藝協会、出雲民藝館
後援:山陰中央新報社