展示会・イベントEvent
【会期延長】追悼特別展「多々納弘光の仕事」
開催期間2018/7/26(木)〜2019/2/24(日)
【ご好評につき2019年2月24日(日)まで会期を延長いたしました。】
出西窯の創業メンバーの一人であり、2017年6月29日に惜しくもこの世を去った多々納弘光。窯元の顔としてよく知られる存在ですが、これまでひとりの作り手として注目されることは多くありませんでした。
弘光が出西窯で担っていた仕事は、主にハンドル(把手)付けと、型を使って成形する作品の製作。ハンドル付けにおいては、見た目の美しさとともに手に持った時の重量感や掴みやすさなどを重視しており、道具として使われることへの気配りを感じます。
また作陶において轆轤を用いなかったため、型物の製作には熱心に取り組みました。非常に多くの種類の型を作り、そこから形を取った陶器には櫛描、点打、縄文、指描きといった様々な技法の装飾が施されました。どの作品にも弘光の美意識が表れており、表現の幅や奥行き、愉しさを示す実例として見る者に驚きと感動を与えてくれます。
日中は出西窯の経営者としての仕事にも追われていたこともあり、工房に入るのは主に終業後、日が暮れてから。そのため作陶する姿を人に見られることは稀で、弘光は作陶には関わっていないと思っていた、という人さえいたのだそうです。
そんな「名もなき陶工」が続けていた、喜びにあふれた仕事の数々を、どうぞご高覧ください。
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概要
会期:2018年7月26日(木)〜2019年2月24日(日)
休館日:月曜日(祝祭日の場合は翌日)
開館時間:10:00-17:00(16:30までにご入館ください)
展示会場:出雲民藝館 本館
観覧料:大人700円(600円) 小人300円(200円)
※()内は20名以上の団体料金
※出雲民藝館入館料を含みます
関連イベント
【記念講演「多々納弘光と民藝」】
日時:9月8日(土) 14:00〜(約90分)
講師:多々納 真氏(出西窯代表・出雲民藝協会会長)
聞き手:村上 豊隆氏(日本民藝館学芸員)
会場:出雲民藝館 本館
※聴講無料・申込不要
【ギャラリートーク(展示解説)】
日時:7月29日(日)、10月7日(日)、12月1日(土) 各回14:00〜(約30分)
講師:多々納 真氏(出西窯代表・出雲民藝協会会長)
会場:出雲民藝館 本館
※聴講無料・申込不要
主な出展作品
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主催:出雲民藝協会、出雲民藝館